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衣類のお手入れ

●見えない所に衣服の汚れが潜んでいます。

 見えない汚れは、1日、2日では変化しません。又、しみも、つけたすぐであれば落ちやすい。でも、一週間たつと定着してしまい、急に落ちなくなります。 汚れが酸化すると、繊維は傷み、徐々に変色してきます。目立った汚れがなくても衣服は、着れば確実に汚れてきます。

 見えない汚れが変化して、買ったときの風合いがなくなってくるのです。 洗濯を定期的にしていくと、衣服はながく着こなすことが出来ます。着用した後、こまめにブラシをかけたり、手入れをしたりするだけで、 外からの汚れの程度は、かなり軽減されます。

 大切な衣類をながく着ていただくには、汚れが見えなくても、定期的にクリーニングに出すのをお勧めします。

●汚れたままでしまってしまうと、こんな危険が。

 汚れが落ちないまま収納してしまうと、カビや虫食いの原因にもなります。カビや虫食いは、食べ汚しなどの成分が大好きです。

 なんと、収納スペースの他の衣類にも悪影響を与えます。カビは湿気があると繁殖します。虫は卵を産みつけ、春先に孵り、他の衣服にえさを求めて移動します。

 カビは時間が経つと、クリーニングの専門家でも落とすのが困難になります。

●衣類の黄ばみを防ぐには(黄変)

 黄ばみの原因は、主に「汗」ですが、白いブラウスの脇の下や襟まわりが黄変している原因は「汗」や「脂肪」であると考えられます。

 汗は、やがて空気中の酸素により酸化されて次第 に黄変してきます。汗の成分はほとんどが塩分。ドライクリーニングでは落ちません。汗をかいたら、こまめに家庭で水洗いしましょう。洗濯しにくい、ウールや絹でもやさしいすすぎ洗いであれば、生地を痛めません。

 お湯は禁物です。これで汗の黄ばみは防げます。 脇の下が汗で黄変してしまったら、クリーニングに出しても落ちなくなることがあります。

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●もし衣類が黄ばんでしまったら・・

 洗剤をいつもより少なめに、やさしく水洗いをした後、漂白です。

 漂白剤の種類をくれぐれも間違わないように。お湯は禁物です。温度が高くなればなるほど、漂白剤の作用が強くなり、失敗する可能性も高まります。塩素系は体にかかってしまうと、皮膚の炎症を起こします。

漂白する際は部分漂白が原則です。
 漬け置きや、洗剤と一緒に洗濯機に入れて、漂白してしまうと結果がどうなるのかが確認できないからです。(衣類全体が黄ばんでしまっている場合をのぞきます。)

 常温で、黄ばんだ箇所にブラシで塗りつけ、水で流します。少し色が薄まってきたら、漂白ができるということですから、もう一度繰り返してください。これが出来れば、他のしみ、汚れなどの変色の漂白に応用できます。

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●ナイロン製品や絹製品への気配り

 ナイロン製品や絹製品はよく黄変します。絹は汗や汚れで、繊維自体が酸化されることにより変色したり、黄変を起こします。

 特に湿った状態では黄変し易い為、汗が付いたまま、湿った場所での保管は厳禁です。絹は紫外線に当たると、いわゆる日焼けを起こし黄変を起こしやすい繊維です。紫外線の強い日に長く外にいると、日焼けを起こしたりするので、注意が必要です。

 日の当たる場所に保管するのは、厳禁。出来れば陰干しをお勧めします。
ナイロンや絹製品でなくても、同じです。洗濯物を干す場合も、渇きがいいからといって、紫外線の強い日は、干し過ぎないように、乾いたらすぐにしまうよう心がけましょう。

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●日焼け(色やけ)は、元に戻りません。

 紫外線の強い日に長く外にいると、洋服は日焼けを起こしたりします。毎日長く車を運転していると、日によく当たる特定の部分が、変色してくることがありますね。

 人と同じで、衣服も紫外線に弱いのです。気に入っているからと言って、毎日着るのではなく、服も休ませてあげましょう。陽の強い日は、綿や麻など、比較的紫外線に強い素材のものを選んで着用するのが、おしゃれと考えたいですね。日焼けは繊維自体が変色してしまっているので、これはもう元の状態には戻りません。

 修正には2つの方法があります。特別な技術による漂白。もうひとつは「色かけ」と言って、変色したところに同じ色をかけ、変色を消してしまうのですが、技術的に大変難しく、繊維の種類や生地の模様によって、出来ないものがあります。

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●陰干しをお勧めします。

 衣服は、紫外線に弱く、熱にも弱い製品です。洗濯した後、しみ、黄ばみなど、汚れが取れないままに、紫外線に当たると、酸化して定着してしまいます。

 また高い温度(50度以上)の乾燥機で攪拌されると、汚れが定着したり、伸び縮みの原因にもなります。クリーニング店などで、伸び縮みしてしまうのは、たいていが高温の乾燥機で攪拌するのが原因です。陽の当たらない外に干したり、風通しをよくして、室内で干すことをお勧めします。

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●汚れた衣類にアイロンをかけてしまうと・・・

 アイロンは、必ず洗濯してからかけるように心がけましょう。

 汚れたままのスラックスやスカ―トなど、ヒダの折り目だけでも整えようとアイロンをかけてしまうと、汚れやシミが熱によって、しっかりと定着してしまいます。

 こうなるとクリーニングに出しても、汚れやシミがとれにくくなります。

 衣類は熱に弱いので、アイロンがけは、温度調節が大切です。ウールや、絹、熱に弱い合成繊維は、なるべく低い温度でかけてください

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●ほとんどのシミは付いてすぐなら落とせます。

 しみは、時間が経てば経つほど取れなくなります。ほとんどのシミはついてすぐなら落とせます。

 タオルを下に敷き、水、中性洗剤を付けて、叩き落すのが効果的、決してこすらないように。それでも取れない場合は、水につけ、洗剤でブラッシング、水道水で流し洗い。

 これを何回か繰り返すと取れてしまいます。シミによっては、汚れが取れても色素が残ることがありますので。心配なときは、早めに染み抜きのできるクリーニング店に依頼をすることをお勧めします。

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●ドライクリーニングでは汗は落ちません。

 ドライクリーニングでは、皮脂等の油性の汚れは良く落ちるのですが、水に溶けやすい汗や清涼飲料などの汚れは落ちないんです。

 水溶性の汚れを溶かすことは、ドライ溶液は油性なのできないのです。このような水溶性の汚れを落とすためには、やはり水洗い処理をしなければなりません。ドライマークの衣類も水洗いして頂くと、汗汚れもすっきりします。

 注意点は、洗濯機は弱い水流で、お湯は使わない。乾燥機に入れない。陰干しで乾燥。セーター・ニットなど伸びる可能性のあるものは、平干しで乾燥させると良いでしょう。